まずは家づくりを楽しむことから。Doliveアプリを活用してさまざまなユーザーを呼び込むPR戦略。

Doliveに加盟したから実現できた、憧れていたブランドとのコラボレーション。

――まずは御社の事業内容と自己紹介をお願いいたします。

株式会社全建代表取締役の渡辺です。新潟県で注文住宅を中心に事業を展開しています。2022年10月にはグリーンショップやカフェ、モデルルームなどを併設した「G.Lab NIIGATA」という複合施設をオープン。単に家だけを提案するのではなく、ライフスタイルそのものを提案することにこだわってきました。Doliveは2021年から導入しています。

――Dolive導入の経緯を教えてください。

もっとも大きなきっかけは、ガレージやカーライフに注目したライフスタイルブランド「GORDON MILLER」とのコラボレーション住宅THE HOUSE GARAGE PROJECTがリリースされたこと。
もともと私自身、「GORDON MILLER」のファンだったんですよ。昔から「かっこいいブランドだな。いつか一緒に仕事ができたらいいな」なんて想像していました。でも、地方のいち工務店が有名な人気ブランドとコラボレーションするなんてなかなか難しい話。そんなとき、Doliveがコラボレーション住宅をつくったことを知ったんです。
「こんな憧れのブランドとコラボレーションしてしまうDoliveってすごいな。Doliveに加盟すれば、自分も『GORDON MILLER』の商品を提案できるのか」と思い、導入を決断しました。

より強く、より広く。自社のブランディングが加速する。

――導入前はどんな課題がありましたか。

もともと私たちは、お客さまのライフスタイルありきの営業スタイル。グリーンやアウトドアなど、お客さまの趣味を前面に出した家づくりを得意としています。
そのようなブランドの個性をより濃くしていきたい、より多くのユーザーに届くよう間口を広げていきたいと考えたとき、Doliveは大きな後押しになると考えました。Doliveを導入すれば、さまざまなライフスタイルにフォーカスした住宅商品をつくってくれますし、それまでリーチできていなかったユーザー層にも自分たちの存在を知ってもらうことができます。
新たな商品の開発も、ユーザー層の拡大も、自分たちだけで全てやらなくてもいい。Doliveを活かして、自社のブランディングを進められると思ったんです。

――社員さんたちの反応はどうでしたか。

もともと注文住宅をメインとしていた会社なので、規格住宅商品を導入することに少なからず抵抗感を持っていたメンバーもいたかもしれません。
しかし、メンバーとともに大分県に足を運んで、THE HOUSE GARAGE PROJECTや「SOU・SOU」とのコラボレーション住宅NIHON NOIE PROJECTの実棟を見学したときに彼らの中で印象が変わったようです。ユニークな発想と圧倒的なデザインに「かっこいい」「素敵ですね」という声もあがり、一気にポジティブなイメージになりました。
今では、「ここまでつくりこまれているとお客さまにも紹介しやすい」と、積極的に提案してくれています。

――成果としてはいかがでしたか。

Doliveの良いところは、まだ本格的に家づくりを検討する前の潜在層にリーチできること。家づくりのシミュレーションツールやメディアでのコンテンツをもとに、感度の高いユーザーにアプローチできます。また、私たち自身も、複合施設「G.Lab NIIGATA」をオープンさせるなど、潜在層との接点づくりに取り組んできました。お互いの目指すところが重なっているので、相乗効果が生まれやすい土壌があると思いますね。
まだDoliveを導入して1年あまり。具体的な成果が生まれていくのは、これからではありますが、期待感は十分です。

――お客様からの反響はどうですか。

お客さまとDolive商品の話で盛り上がることもあります。人気ブランドとのコラボレーションも数多く手掛けているので、「私も『GORDON MILLER』の商品を使っています！」といったように共通の話題が生まれることもしばしば。
仮にブランドのことを知らなくても、そのデザイン性に惹かれている方は多いですね。お客さまと接していても、商品力の高さは感じます。

Doliveアプリが、家づくりに楽しさをもたらしてくれる。

――Doliveにどんなことを期待していますか。

2022年11月にDoliveアプリがリリースされてからさまざまなコンテンツが展開されていて、期待が高まっているところです。特にさまざまなブランドやアーティストとコラボレーションしてデジタル空間上にCGハウスをつくるプロジェクト「Dolive©」もおもしろいですよね。私自身、愛用している「Jeep」とコラボレーションしたCGハウスは、特に感動しました。

そうやって人気ブランドや著名人とコラボレーションしたコンテンツを展開してもらえると、より裾野を広げられると思います。ただでさえ家づくりってハードルが高いので、ブランドや著名人を入り口に、少しでも興味を持ってくれる人が増えたらいいですね。

もっと欲を言えば、CGハウスをフィギュアで再現できたら最高。ブランドや著名人のCGハウスだけではなく、シミュレーションツールを使って自分たちでつくったCGハウスも再現できたらおもしろいんじゃないですかね。いろいろな家をディスプレイするだけでワクワクします。

――今後はどういった展開を考えていますか。

私たちの複合施設に併設されているカフェを使って、Doliveの家づくりを楽しんでもらうことができたらいいなと思っています
たとえば、コーヒーを飲みながら、Doliveアプリを使って夫婦で理想の家をシミュレーションし合ったり、イベント形式にしてシミュレーションした家を参加者みんなで見せ合うコンテストにしたりしてもおもしろい。
ただ「Doliveアプリをダウンロードしてね」と伝えるよりも、Doliveアプリを使いたくなる仕掛けを用意することが大切だと感じています。まずは、Doliveアプリに触れてもらって、楽しんでもらう。そんな取り組みを、どんどん展開していきたいですね。

――最後に今後のビジョンを教えてください。

私たちが売りたいのは、「家」そのものではなく「ライフスタイル」。性能やスペックも大切だけれど、それよりも「この家で人生をどう楽しめるか」の方がはるかに重要です。だからこそ、Doliveが掲げている「君はどんな家に住みたい？」というテーマには共感していますね。

お客さまがイメージする「理想的な“住みたい”に近づける会社になる」それが今の目標です。