住宅という「モノ売り」から、暮らしという「コト売り」へ。Doliveとともにストーリーのある家づくりを。
- 株式会社LIVES
- 代表取締役 富永 哲一
福島県
自社と相性の良いアメリカンスタイルの住宅商品。そのクオリティとラインナップに惹かれた。
――まずは御社の事業内容と自己紹介をお願いいたします。
株式会社LIVES代表取締役の富永です。福島県で注文住宅を中心に事業を展開しています。「家づくりは街づくり」という考えのもと、2023年には得意なアメリカンスタイルの住宅で敷地一帯をデザインした全15区画のコンセプト分譲地「LIVES TOWN」をつくりました。その中の住宅プランとして、Doliveを活用しています。
――Dolive導入の経緯を教えてください。
もともと注文住宅を専門に手掛けていましたが、事業の幅を広げるため規格住宅商品の導入を検討するように。いくつかの規格住宅ブランドがある中で、私たちのこだわりと合致するのがDoliveでした。アメリカ西海岸の雰囲気を伝えるライフスタイルブランド「WTW」とコラボレーションした「WTW HOUSE PROJECT」など、Doliveはいくつかのアメリカンスタイルの住宅を展開しています。ここまでクオリティの高いアメリカンスタイルの規格住宅をラインナップできるブランドはなかなか珍しい。
「このブランドなら自分たちの感性とフィットするかもしれない。このブランドと一緒だったら理想のライフスタイルを提案できるかもしれない」と思い、導入を決意しました。
わずか30分で受注。高い商品力で商談スピードが圧倒的に変わった。
――導入前はどんな課題がありましたか。
注文住宅事業では、どうしても手間と時間がかかってしまうのが課題でした。お客様と接点を持ち、関係性をつくり、ヒアリングを重ね、何度も提案を繰り返し、やっと施工に辿り着く……その間、スタッフの工数もかかるし、受注できる棟数にも限界が出てきます。せっかく「LIVESで建てたい!」とわざわざ依頼してくれたお客様に対して、お待ちいただくこともありました。期待してくれているお客様の声にすぐに応えられない。経営的にも機会損失が生まれてしまう。そんなもどかしさがありましたね。
あとは宣伝・広報の面。自社でもカタログをつくっていたんですが、どうしてもデザインのクオリティに限界がありました。また、新たな事例やトピックが追加されたらカタログもリニューアルしたいんですが、手間とコストがかかってしまいます。
スピード感の向上と宣伝・広報のバックアップは、特にDoliveに期待していたところでしたね。
――社員さんたちの反応はどうでしたか。
導入を決める前の検討段階からメンバーに相談していましたが、みんな非常に前向きな反応でしたね。実際、導入後も何の違和感もなく受け入れられました。中には「これからもっと受注しやすくなりますよ!」なんて言ってくれる営業メンバーもいましたね。
もともと私たちがこだわっていた「アメリカンスタイル」という考え方や感性とフィットするところがDoliveにはあると現場のメンバーも感じてくれたのではないでしょうか。
――成果としてはいかがでしたか。
導入後は、受注までのスピードがぐんと速くなりましたし、受注件数も増えました。
バリエーション豊かな住宅商品が手元にあることで、お客様に提案しやすくなったんです。「私たちは、こういうコンセプトを持った、こんな住宅を提供できます」という実例を示すことができる。お客様自身もゼロから住宅を考えるよりも、ある程度ベースを提示された方が「これいいね」と納得感が生まれたり、意見が言いやすくなる。その結果、スムーズに商談が進むんですよね。
なんと最短で30分で受注が決まったお客様もいらっしゃいました。それだけDoliveの商品のインパクトは大きいんだなと実感しましたね。
――お客様からの反響はどうですか。
私たちのお客様は、クルマやバイク、アウトドアなどを楽しむ20〜30代のファミリー層がメインです。そんな方々と趣味の話で盛り上がって、家づくりに発展していくケースが多いんですが、Doliveを導入してからより一層、会話に花が咲くようになりました。
というのも、Doliveの住宅ラインナップは、そういったお客様の心をがっちり掴むデザインなんですよね。たとえば、クルマ好きなら誰もが知っている「GORDON MILLER」とのコラボレーション住宅「THE HOUSE GARAGE PROJECT」なんて、家の真ん中にガレージがありますから。まさにクルマやバイク、アウトドアなどの趣味を暮らしの中心に置きたい人にとっては、たまらない住宅だと思います。実際にモデルハウスを見て「この家にすぐに住みたいです!」って言ってくれるお客様も数組いらっしゃいましたね。
エンターテインメントを大切にするDoliveと、ライフスタイルそのものを提案していきたい。
――Doliveにどんなことを期待していますか。
「住宅商品」だけでなく、Doliveに関わる「人」も魅力のひとつだと思っています。本部のみなさんは、いろいろな知見を持っているし、住宅業界の内外で多くの人脈もある。商品の打ち出し方や宣伝・広報面などで相談すると、いつも適切なアドバイスを返してくれるのでとても信頼しています。今ではこれからの会社の方向性についてもざっくばらんに相談するような間柄。これからも意見を交わしながら、一緒に会社の未来をつくってほしいと思っています。
あと、Doliveを主宰している林さんがもともと広告業界出身ということもあり、エンターテインメントに富んだブランドだなと思います。ラジオをはじめたり、雑誌をつくったり、人気のアーティストやブランドともコラボレーションしている。全国の加盟店が集まる全国総会なんて、もう「これは住宅会社というよりエンターテインメント会社なのかもしれない」と思うほどクオリティの高いユニークな演出を仕掛けてくる。
そうやってワクワクする取り組みを続けていると、きっと多くの人が興味を持ってくれるはず。業界の枠を超えてさまざまな人を巻き込み、大きなムーブメントを起こしてくれたらおもしろいなと思いますね。
――今後はどういった展開を考えていますか。
これからは「モノ売り」ではなく「コト売り」の時代です。工務店として「良い家を建てる」のは当たり前。本当に大切なのは、「お客様の理想のライフスタイルを実現すること」だと思っています。多くのお客様にとって一生を過ごすことになる家ですから「ただカッコいい家をつくって引き渡して終わり」ではいけない。その方がどんなライフスタイルを望んでいるのか、どんな家だったらそのライフスタイルを実現できるのか……家を建てた後のことも考えながら、その人らしい生き方を表現できるサポートをしていきたいと思っています。
――最後に今後のビジョンを教えてください。
私は「家づくりは街づくり」だと思っています。家は、街並みを構成する大切な要素。とりわけ独自のストーリーやコンセプトを持った住宅が1軒の“点”ではなく、数区画の“面”として存在していれば、その街の印象は変わるはずです。そして、そのエリア内で、自分たちらしいライフスタイルを謳歌している人が増えたら、きっと街の日常は豊かになる。
「住宅」というハード面だけでなく「暮らし・ライフスタイル」といったソフト面にも目を向けながら、事業を発展させていきたいと思います。